伊那谷キャリアねっと
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キャリア教育は、地域の未来に直結している

キャリア教育の背景

「地域を支え続けるための人材がいない・・・」 少子高齢化、若者の県外流出、この地域も大きな時代の波が来ています。地域の課題は、地域を支え続ける「人材の不足」10年後の上伊那がどうなるか、市町村がどうなるか、今多くの人が心配しています。
私たちが住む上伊那でも、高校卒業時に県外に60~70%が出ていきます。そのうちの多くが、その後県外に就職していると考えられています。つまり、大切に育てた子どもたちが県外に流出しているという実態があります。このままいくと地域の人材不足は加速し、それを受けてゆくゆくは日本全体も衰退していくと考えられています。
若者たちが県外を選ぶ理由は様々で一概に言えませんが、一つは「地域の産業を知らない」ということ、「地域で生きていくことをポジティブに思えていない」ことがあります。
そんな地域の子どもたちに、「地元企業のことやこの地域を愛し生きていくこと」を伝え、地域の担い手になってもらいたいと思う人は多いのではないでしょうか。
この地域には誇るべき自然、歴史、文化、産業、そして生き方があることをご一緒に伝えていこうではありませんか。
私たちは、そんな地域の願いを「キャリア教育」という形で実現したいと思っています。
子どもたちにとっても「キャリア教育」の中で、多くの大人や物事に出会うことが、自分の自立や成長を大きく促すことになります。


キャリア教育は、地域にとっても子どもたちにとっても、まさにWINWIN

郷土愛プロジェクトとは

企業にとってのキャリア教育の価値、メリット、可能性

子ども達が地域の企業、身近で働く大人を知ることで自分の地域を愛する気持ちを育むことが出来ることや子どもたちの将来の職業選択の選択肢になことの他にも、以下の図のような効果があります。

  • 若者の意識の把握
  • 企業イメージ&知名度の上昇
  • 好循環が生まれる
  • 「教えることではなく、
    人に教えさせること」が
    最大の社員教育になる
  • 社員、会社全体の
    モチベーションUP!

取り組んだ企業・社員の声

  • 仕事と自社製品について語り、子供と過ごした時間は、教える側の社員にとって「自分と仕事」を考えるいい機会となりました。同時に自社で働いていること、授業に参加できたことに幸せを感じました。

    工場見学の受け入れ準備のため、小学生の目線で仕事場を点検したら、普段気づかない危険箇所が見えてきました。

    子どもたちの新鮮な感覚に大いに良い刺激をいただき、もっと広い視点で商品を企画していく必要性を実感しました。

  • 日々の業務で目にしている当たり前のこと、あやふやなことを今一度考えて、新しい視点から見るきっかけになりました。

    教える立場になって、自分の会社の技術を勉強し直すきっかけになりました。

    企業の社会貢献、地元とのつながりについて考える機会になりました。

    簡単なことでも教えることってとても難しいと感じました。これまでの部下への指導もきちんと伝わっていたのだろうかと反省しました。

具体的なキャリア教育の方法

キャリア教育には、色々な関わり方があります。企業の皆さんの思いや状況に応じて、ご無理なくかかわっていただきたいと思います。

  • 職場体験学習受入れ

    職場体験学習やインターンシップを受け入れてくださる事業所を募集しています。ぜひご検討ください。
    職場体験学習・企業見学や体験に関わること

  • キャリア教育授業での社会人講師

    地域の大人の皆様こそ、地域の先生です!等身大の生き様を語っていただき、子どもたちの声を受けとめていただきたいと思います。
    コーディネート事業

  • 企業見学・体験受入れ

    伊那谷の地域には、世界に誇るべき技術、志をもった企業が多くあります。地域の子どもたちにその思いを伝えていただきたいと思います。
    職場体験学習・企業見学や体験に関わること

  • キャリアフェスなどのイベントにブースを出展

    地域の産業や生き様を学ばせていただくため、学校に出向いていただきキャリアフェスなどでブースを出展していただければありがたいです。
    キャリアフェス

  • キャリア教育産学官交流会などに参加

    地域の産学官の大人が交流し話し合うことを大切にしています。楽しく交流し、学び合う機会をつくっていますので、ぜひご参加ください。
    キャリア教育産学官交流会